文部科学省の最新情報 ： 財政健全化への市場の信認 揺らげば、国債金利が急激に上昇＝財政審建議

　［東京　３日　ロイター］　財政制度等審議会（財務相の諮問機関）は３日、２００９年度予算編成に関する建議をとりまとめ、額賀福志郎財務相に提出した。
　建議では、日本の財政は主要先進国の中で最悪の水準と位置づけ、特に国債残高の累増によって金利上昇に対してぜい弱な状態が続いていることを警戒。さまざまな分野における歳出増大圧力が「ますます強まっている」とし、財政健全化に対する市場の信認が揺らげば、リスクプレミアムの拡大も含めた国債金利の急騰が懸念されると指摘した。金利上昇に対するぜい弱性を克服するには、債務残高に着目した財政運営が不可欠とし、「債務残高を経済の身の丈にあった範囲に抑制・管理していくことが必要」と訴えている。
　＜日本の財政は異常な状態、金利上昇にぜい弱＞
　建議は、日本の財政状況について、２００９年３月末には国と地方を合わせた長期債務残高が７７８兆円、対国内総生産（ＧＤＰ）比で約１４８％になると見込まれていることを挙げ、「主要先進国中最悪の水準にあるなど、依然として厳しい状況」とし、「大きな負担を将来世代に先送りするといった異常な状態が続
い討い襦廚醗銘屬鼎韻拭

　
　特に９８年度以降は借換債を含めた国債発行額が税収を上回る状況が続く中で、金利上昇による利払い費が増加し、財政赤字が拡大することを懸念。「わが国財政は金利の上昇に対してぜい弱な状態が続いている」と指摘した。
　＜歳出増大圧力さらに強まる、身の丈にあった債務残高に＞
　こうした財政状況にもかかわらず、さまざまな分野で歳出圧力が増大する傾向は「ますます強まっている」とし、「あたかも予算分捕り合戦の様相を呈している」と他省庁や族議員の動きをけん制。
　将来世代に大きな負担を先送りする状態を放置すれば、「国家としての信認が問われかねない」と強調し、財政の健全性に対する市場の信認が揺らげば「リスクプレミアムの拡大という形によっても、国債金利の急激な上昇が懸念される」と警鐘を鳴らした...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20080603-00000758-reu-bus_all）


今日のオススメ