教育の最新情報 ： しんそう－深層・真相・心想：ル ポ編 長野西高・授業外の特別講義 ／長野

　◇生徒の見聞広げ
　０７年度の県内の公立高校卒業者のほぼ半数（４９％）が大学・短大に進学している。年々上昇する進学率は「各高校の取り組みによる学力向上の結果」（県教委）と評される一方で、教育現場からは「受験対策に追われ、体験学習などに手が回らない」と嘆く声もある。長野西高校（長野市）は授業外の特別講義で、生徒たちの見聞を広げる努力をしている。その取り組みを探った。【藤原章博】
　「イスラエルとパレスチナがどこにあるか分かりますか」。６日夕に同校で行われた学生団体「日本・イスラエル・パレスチナ学生会議」の出前授業。国際教養科１年生４０人を前に、同団体の大学生が現地の生活ぶりを分かりやすく解説した。真剣な表情でメモを取っていた宮下知也さん（１５）は「場所も歴史も知らなかったが、現地の生活を知ることができて、少し身近に感じた」と話した。


　今年で３年目を迎えた出前授業。同科主任の横森昭一郎教諭（３７）は「授業も同じように深く掘り下げて教えたいが、そんな余裕はない」と漏らす。
　現行の学習指導要領など
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　県高校校長会長の小山壽一・長野高校長は「授業時間が短くなっても、大学受験のレベルは変わらない。高校が置かれている立場は厳しい」と語る。
　県内の大手予備校「長野予備学校」（長野市）の進路アドバイザー、金井良明さん（５０）は「授業時間を確保するため、各高校は年間行事をスリム化している」と指摘する。文化祭の準備期間を短くしたり、スキー研修をやめたりする高校もあるという...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース）