教科書の最新情報 ： 検定決定後に議事録公開 審議 公開、積極論なし

　【東京】教科書検定手続きの透明化を検討している教科用図書検定調査審議会（検定審）の作業部会は３日午前、文部科学省で第５回会合を開き、議事公開の在り方などについて意見交換した。検定決定後に議事録を公開することに異論は出なかったが、検定審自体の公開を求める積極的な意見は出なかった。
　高校歴史教科書の「集団自決」検定のように社会的に注目度が高く、透明性の確保が指摘される特別な事項については、決定前の過程で審議の内容を公表する必要性を指摘する声が複数あった。審議委員の選任の在り方についても考えるべきだとの意見もあった。


　透明化を検討している作業部会は７月下旬にも次回会合を開き、引き続き議論する。８月中に作業部会で方針をまとめた後、総括部会、検定審総会で了承し決定する方針。
　検定審の教科別部会や小委員会に所属する委員の名前や所属については、静ひつな環境を確保し自由な議論を進める必要性から、全面公開は控えるべきだとする意見や、責任を明確にするために公表を求める声も上がった。
　議事公開の在り方につい
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（引用 yahooニュース）