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 「それにしても簡単すぎる!」

 心の中で、そう叫んでしまった。2年前、大学で受けた英語の授業で使用されていた教科書の内容のことだ。

 その内容は明らかに高校の教科書レベルを下回っていた。語彙から文法まで、何もかもが、大学生なら知っていて当たり前のものなのだ。教員は、「仮定法というのは仮定法過去と仮定法過去完了があり……」などと、高校までで習っているはずのことを説明するのだ。中には、「shrineは神社、templeは寺のことです」などと、中学生でも知っているような単語を教えている教員もいた。

 あまりにも簡単すぎて面白くないのか、それともただ勉強する気がないだけなのか、学生たちは私語をしたりお菓子を食べたりと、授業にまったく関心がないようであった。これでは非常勤で勤務している英語講師も、やりがいなど見出せないに違いない。

 いま、英語は大学院へ進学するには絶対に勉強しなければいけない科目だ。

必修科目である以上、学部を問わず、授業を難解にし過ぎて留年する学生を増やすわけ
にもいかない。だから、あのような簡単な英語授業を数千人の大学生が受ける羽目になるのではないか。

 しかしもちろん、そんなことをやっていても、学生にも教員にも時間の無駄である。

 それくらいであれば、大学英語を選択科目にし、内容も高度にし、本気で英語を勉強したい学生だけが受講するシステムにしてはどうだろうか。

 ものの本によると、日本の大学の英語の授業レベルは世界最低だという。

 小学校で英語を教えるべきか否かより、もっと他に議論すべきことがあるはずだ。

(記者:中川 葉次)

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