受験の最新情報 ： セミナー：小中校の教職志す学生 対象 ９月から１０回、参加募集中－－府教委 ／大阪

　◇競争率下がり人材確保へ
　団塊世代の大量退職に伴い、教員の人材確保に府が危機感を募らせている。教員採用試験の競争率は４年連続で落ち込み、昨年度はついに５倍を切った。そんな状況を打破しようと、府教委は小中学校の教職を志す学生を対象としたセミナーを開講する。実際の教育現場で基礎的な指導法を伝授するなどし、教員の人材確保につなげるのが狙い。府教委は「情熱を持った学生の皆さん、ふるって参加を」と呼び掛けている。【平川哲也】
　昨年度実施された府の教員採用試験には、１万６０８人が受験。２３６６人が合格し、競争率は４・５倍だった。同じ日に筆記試験をする近畿２府４県のうち、京都府（５・６倍）などを下回った。これを踏まえ、府教委は今年４月、教職志望者向けの説明会を福岡県で初めて開催。

さらに本格的な人材確保に取り組もうと、セミナーの開設を決めた。
　セミナーは、今年９月に府教育センター（大阪市住吉区）で開講。来年３月までに計１０回の講座があり、学校実地研修で授業の演習があるほか、教員が指導方法などを報告する「教
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　文部科学省によると、教職志望者向けセミナーは、奈良県や神奈川県なども開催している。東京都は、教員採用に際して「東京教師養成塾」の修了者を対象とした特別選考枠を設置。都の教員になれば受講料を全額返還している。
　大阪のセミナーは採用に直結しないが、府教委は「教育現場の雰囲気を肌で感じてもらい、大阪の教員になってほしい」と話している。
　応募は７月４日まで。問い合わせは、同センター（０６・６６９２・１６５７）へ。

６月７日朝刊
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080607-00000274-mailo-l27）