受験の最新情報 ： ふくおか異人済々：新年企画／４ 女優・黒木瞳さん ／福岡

　◇旅立ちは夢への第一歩
　八女高校を卒業する１８歳まで黒木町で育った。そのころから女優、タカラジェンヌは夢だったが、宝塚音楽学校受験は、その夢を振り切る意味もあった。
　「高校時代最後の思い出のつもりで受けたんです。そしたらなぜか合格。もう、急転換してしまったんです」
　入校のため福岡空港から旅立つ日は心が躍った。「福岡を出て行かないと夢はかなわない。出ることは、その第一歩でしょ。バイバーイみたいな感じで、すごくうきうきしてました」
　見送りに来た姉たちの目を隠れ、当時のボーイフレンドがそっと手紙を渡してくれた。「夢に向かって進む人だから悲しいけれど応援します」。そんな趣旨の文面だった。
　飛行機に乗り、通路側の席に座ると「これでみんなとさよならしたんだな。

福岡とも、ボーイフレンドとも、家族とも」という思いが突然わき、寂しさが込み上げた。
　「それから伊丹空港まで泣き続けました。『もう絶対に後戻りできないんだな』っていう覚悟と言うのかな。そんな意味で泣いたんだと思います」
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　高校時代はよく、オレンジ色のミニバイクで通学した。「無謀でした。危なかったと思います。今考えたら（笑）」。そんな活動的な性格のためか、福岡での思い出の地は多い。「大体デートエリアでした」という久留米の街。映画を見た、西鉄久留米駅近くの一番街商店街。スケートをした石橋文化センター。ピアノや声楽を習った天神……。
　同郷の“福岡人”については愛情たっぷりに語る。「情が深いというか血が濃いですよね。よくも悪くも『せからしか』って感じで。そんな中で育ってきたので、（帰省したら）ああ帰ってきたって思います。熱い人たちのところに帰ってきたって」
　一方で、福岡の発展には目を見張る。「変わりましたね...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース）


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