進学校の最新情報 ： 府立高再編：０９年度、羽曳野 など４校統廃合 ２校改編、市岡は単位制府立高 ／大阪

　府教委は２９日、０９年度までに普通科高４校を統廃合し、２校を改編する計画を決めた。これで９９年から始まった府立高の再編により、順調にいけば９９年の１５５校から計１７校削減される。府教委は同日、再編整備について「改編後の学校で中退が減るなど一定の成果があった」とする中間検証結果を発表したが、大阪教職員組合は「競争が激化し、教育の場での格差を広げている」と指摘している。
　計画で最後となる統廃合対象は羽曳野と西浦、泉南と砂川。生徒数の減少や他校との距離などを考慮して決めたといい、ともに０９年度に普通科総合選択制に移行させ、校舎は羽曳野、泉南を使用する。また、東淀川を普通科総合選択制に、市岡を全日制単位制に改編する。単位制は全学区から受験者を集めることができ、市岡の進学校色が強まりそうだ。
　再編整備は、少子化による学校の規模縮小とともに、府の財政危機からスタート。

不登校や中退対策の狙いもあり、多様化する生徒の個性やニーズに合わせ、従来の普通科を基本に教科などを自由に選べる普通科総合選択制（１９校）のほか、総
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　府教委が現時点の評価を分析したところ、普通科総合選択制では、普通科だった時より平均中退率が１・４６ポイント下がる一方、平均進学率は１９・５ポイント上昇。また部活動の平均加入率もアップしたという。総合学科でも同様の成果が出た。
　会見した綛山（かせやま）哲男・府教育長は「中学校に評価を聞いたり、課題も抽出するなどして教育力の充実を図りたい」と述べた。
　一方、同組合はこの日、再編整備計画に関し「高校つぶしで、全日制高校の倍率があがり、高校に入れない子どもを生み出している」との抗議声明を発表。正重哲美副委員長は「これまでに反対署名が約９２万人分提出されている」と強調した...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070830-00000165-mailo-l27）