英語の最新情報 ： 【中国】【今日は何の日】1856 年：太平天国崩壊の端緒

　1856年9月2日、太平天国の東王・楊秀清が北王・韋昌輝に殺害された。太平天国の「首都」、天京（てんけい＝現・南京＝）で発生したので「天京事変」と呼ばれる。

　太平天国は洪秀全が創建した政権。洪秀全は病床で見た不思議な夢を、後に知ったキリスト教の教義によって理解できると独自に解釈し、「拝上帝会」という宗教結社を創始。1851年に、拝上帝会は広西省桂平県金田村で国号を太平天国と称して挙兵した。「上帝」はキリスト教などの唯一神（英語ではGod）の中国語訳。

　太平天国は、洪秀全を「天王」とし、「東王」楊秀清、「西王」蕭朝貴、「南王」馮雲山、「北王」韋昌輝、「翼王」石達開の5王が支える体制をとった。太平天国は重税に苦しむ大衆の支持を得ながら勢力を拡大し、湖南、湖北を経由して1853年に南京を占領、「天京」と改名して首都とした。



　しかし、5王の1人、楊秀清は「天父下凡（ヤハウェの宣託）」を受けることができると称し、その権威を借りて自らの命令を実現させたため、洪秀
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　1856年8月22日、楊秀清は「天父下凡」を通じて自分を皇帝にするよう洪秀全に迫った。このため、洪秀全は楊秀清の排除を決意し、北王・韋昌輝を呼び戻した。9月2日、韋昌輝の軍は東王府を取り囲み、東王・楊秀清を殺害。さらに、楊秀清の部下や家族ら5000人を虐殺した。北王軍と東王軍の戦いは2カ月以上続いた。

　9月中旬に天京入りした「翼王」石達開はこの内部抗争を批判し、洪秀全に対し韋昌輝の処分を求めたため、事態は韋昌輝と石達開の対立に発展。結局、洪秀全は韋昌輝の処分に踏み切り、内乱を終結させて石達開との協力体制を敷いた...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070902-00000001-scn-cn）


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