物理の最新情報 ： 学校とケータイとネットをめぐる 現実

　これは、とある中学校での話だ。その学校の名前は伏せる。もちろん、登場人物の名前も伏せる。

■「殺す」、「死ね」という文字の羅列

　ちょっと病的なまでに神経質な子どもがいた。そして、その子は、「学校裏サイト」の掲示板で、数人の生徒に向け、メッセージを作成。それは、「死ね」と数百回繰り返したものだった。

　書かれた子どもは、そのことを親には言わなかったが、それ以来、落ち着きがなくなった。そしてある日、学校から帰ると、パニックを起こした。きっかけは、たまたま自宅の門のかんぬきが閉まっていたという些細なこと。

　パニックになったその子は、携帯電話で、目の前にある自宅に電話を入れたそうだ。声が震えていたという。親はその子の心が不安定になっていると感じた。そして、子どもの携帯電話を調べてみたところ、「学校裏サイト」が網に引っかかった。



　そこに書かれていたのはあらん限りの罵詈（ばり）雑言。「殺す」、「死ね」という文字の羅列。驚いた親は子どもに聞いた。

　「これ、おま
┐?世錣譴討襪鵑世蹇?

　「そうかもしれないね」

　そのとき、子どもは平気な顔をしていたそうだ。それにしても、あまりにひどい。そこで、その内容をプリントアウトし、学校に持っていき、担任と、学年主任の教師に見せたという。20代のその担任の手は震え、顔面は蒼白（そうはく）だったという。大げさではない。誰が見てもそうなるような文面だったそうだ。

■そして、誰もいなくなった

　被害者は、1人ではなく、複数人いた。

　カウンセラーの先生と学校の先生が、2人1組となり、その問題発言をした子の親を学校に呼んだ。カウンセラーは、まず、親の顔色をうかがった。その親が、子どもの問題行動を指摘されても大丈夫かどうかを見極めてから話をする必要があるからだ...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071221-00000002-omn-soci）