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 下仁田町の上信電鉄千平-下仁田駅間で3月、貨物列車が脱線した事故で、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は事故原因について、列車の重みでレールが沈み込み、カーブ区間で車輪がレールに乗り上がって脱輪した「乗り上がり脱線」だったとする調査報告書を公表した。脱線車両は、現役では日本最古とされる貴重な電気機関車「デキ形1号機」(大正13年製)だったが、調査では車両自体に異常は認められなかった。

 事故調の報告書によると、事故現場付近で線路上で、レールと枕木を支える砕石(バラスト)の間から泥が噴き出る「噴泥」があり、列車の重みで右側のレールが最大21ミリ、左側のレールが最大16ミリ沈み込んでいた。

「噴泥」は軌道状態の悪化を示すもので、軌道を測定した結果、同社の整備基準を超える傾きなどが確認された。事故調は、同社が検査などの際に測定値と設定値の差(変位量)を管理していなかったとして、「適切に管理し、列車の安全運行確保が重要」と指摘した。

 事故の主原因については、車輪の内側外周に付いている突起(フランジ)が
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 同社では事故後、「噴泥」が発生した個所のバラスト補充作業を実施。事故現場付近のカーブ区間には、横転事故を防ぐ「安全レール」の代わりに、物理的に脱線事故自体を防ぐ「脱線防止ガード(護輪軌条)」を設置した。
(引用 yahooニュース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071028-00000026-san-l10)


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