文部科学省の最新情報 ： ＜ｉＰＳ細胞＞京大中核に 研究態勢 文科省が支援方針案

　再生医療などへの応用が期待されるヒトの万能細胞「人工多能性幹細胞（ｉＰＳ細胞）」について、文部科学省は２０日、関連分野の研究者を結集したネットワーク組織「ｉＰＳ細胞研究コンソーシアム」を設立するなどの支援方針案を科学技術・学術審議会ライフサイエンス委員会に提出した。京都大に整備する「ｉＰＳ細胞研究センター」を中核とし、オールジャパン態勢で研究を支援する。

　委員会は大筋でこの案を了承。文科省は、来年度予算政府案が固まる来週前半にも、具体的な支援金額を盛り込んだ総合戦略を公表する。米国などとの競争が激化する中、日本の総力を結集して実用化を目指す。



　案によると、今年度中にコンソーシアムを発足させる。研究目的に限り参加者にｉＰＳ細胞を原則無償で提供し、望みどおりの臓器に分化させる技術や、安全性を高める手法の確立など、臨床応用に向けた研究を加速させる。

　特許についても、専門家を京都大に派遣し、支援する。今年度中に同委員会に「幹細胞・再生医学戦略委員会」を設置し、再生医学全体の振興策の検討も開始
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　再生医療の実現に向けては、文科省が来年度から始める第２期プロジェクトで１５億円の予算を要求していたが、２０日に内示された財務省原案では１０億円に減額された。渡海紀三朗文科相はこの日の閣議後会見で「（財務省との）交渉で必要額を確保したい」と述べた。【西川拓、永山悦子】
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071220-00000143-mai-pol）


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