教育の最新情報 ： [石綿肺]下請け労働 者２人、元請け会社を訴え 大阪

　ＪＲ車両の吹き付けアスベスト（石綿）の除去作業に従事し、石綿肺などを発症したのは安全配慮義務を怠ったためとして、大阪市西成区の下請け労働者２人が１８日、元請け会社の明星工業（大阪市西区）を相手取り慰謝料など計４０００万円を求める損害賠償訴訟を大阪地裁に起こした。石綿除去作業者が被害の賠償を求めた提訴は初めてという。　訴えたのは、竹中正年さん（５９）と明石多輝也さん（６４）。訴状などによると２人は８７～０４年、ＪＲ西日本が発注し明星工業が元請けとなった車両解体で天井や壁などの石綿除去作業に従事。

２人とも石綿肺と続発性気管支炎を併発し０６年、大阪南労働基準監督署から労災認定された。作業の際、空気送り込み型マスクの支給や安全教育、下準備などが十分に行われなかったとしている。　２人が作業を始めたのは、国鉄の分割民営化（８７年４月）に伴い、車両の石綿除去や車両解体が盛んに行われた時期にあたる。一緒に働いた別の男性も石綿肺で労災認定され、０４年に死亡している。　竹中さんは「車両の石綿除去をした別の仲間も症状があり、被害者は今後増え
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(引用 livedoorニュース)