教育の最新情報 ： 高知・四万十\川の２女児 水死：野外活動に安全マニュアル 県が来月中に作成 ／滋賀

　高知県の四万十川で、甲賀市教委主催のキャンプ中に女児２人がおぼれて水死した事故を受け、県生涯学習課と県教委は２２日、川や海で体験学習を行う際の注意点や事故発生時の対応などをまとめた「野外活動安全管理マニュアル」（仮称）を作成すると発表した。
　事故は７月３１日に発生。同月３０日～８月５日の日程で、キャンプに参加していた同市立信楽小６年、美馬沙紀さん（当時１１歳）＝同市信楽町神山＝と同小５年、藤田真衣さん（同１０歳）＝同＝がおぼれて死亡した。


　マニュアルは山、川、海で体験学習を行う際の注意点▽場所の選定や下見など事前に心がけること▽注意点を確認するチェックリスト▽事故が発生した際の対応策、緊急連絡先――の４点を中心に作成。９月中に仕上げ、県内の市町教委や生涯学習の担当部署、学校などに配布する予定。
　斎藤俊信教育長は「事故は本当に残念だが、野外活動は子どもにとって必要。安全管理の徹底と再発防止のため、できる限り早く完成させたい」と話した。【蒔田備憲】

８月２３日朝刊
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