教育の最新情報 ： 都教委：五輪招致踏まえ指針、教 育ビジョン第２次版 ／東京

　都教育委員会は教育改革の指針となる「教育ビジョン」の第２次版をまとめた。都が１６年夏季五輪招致を目指していることを踏まえ、五輪や国際的なスポーツ大会についての意義の理解を通じた体力向上策などを盛り込んだ。改正教育基本法に基づく教育振興基本計画に位置づけ、内容を周知する冊子８万部を配る予定だ。
　第１次版は０４年４月に策定されたが、教育基本法の改正など環境の変化を受けて見直した。

基本的な考え方として「社会全体で子どもの教育に取り組む」「『生きる力』をはぐくむ教育を推進する」の２本柱を掲げ、今後５年間に取り組む２７の重点施策と８０の具体的な推進計画で構成する。
　推進計画の主な内容は、▽家庭教育を支援する「子ども家庭総合センター」（仮称）を１２年度に開設▽小中学校で身につける学習内容の最低限の基準「東京ミニマム」を０８年度に策定▽自尊感情や自己肯定感を高める教育の充実――などを挙げている。【木村健二】

５月２７日朝刊
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=200805
27-00000248-mailo-l13）