教育の最新情報 ： 在日女性が日本語を学ぶ 南区、 オモニ学校 高齢化の波

　在日韓国・朝鮮人一世の女性らが日本語の読み書きを学ぶ京都市南区東九条地域の「オモニ学校」が、高齢化の波にさらされている。生徒は同地域を中心とする７０－８０歳代の５人ほどに減った。活動を始めて来年で３０年。それでも授業は活気にあふれ、「勉強できることが幸せ」と学習熱に衰えはない。
　■生徒数減も学習熱衰えず　「１人でも続けたい」
　毎週月曜。午後１時ごろから集会場に生徒たちが集まる。韓国民話を日本語に訳した教材を読み上げたり、漢字のふりがなを記していく。「これってどんな字やったっけ」「手へんが思い出せん」。約１時間。時々笑い声も出るが、取り組む表情は真剣そのものだ。
　生徒は、日本支配下の朝鮮半島で日本語教育を受けたり、幼いころに来日し、会話は流ちょうだが、日々の仕事で学校にさえ通えなかった人がほとんど。

「病院で名前を書くのが怖い」「駅で切符が買えない」。そんな声に応えるため学校は１９６８年から始まった。
　当初は同地域の教会で夜に行われていた。地元の青年たちが教師役で、生徒は多い時には３
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　現在の生徒は７２歳から８２歳。８５歳で来なくなるケースが多いといい、最近も１人減ったという。開校から唯一通い続ける姜正順さん（７２）は「勉強できる時間が生涯で一番輝いている。字を知らないということは本当に悲しい」。
　宇治市伊勢田の夜間学校とともに、ここ３年間教師を務める本田常樹さん（７４）は「このままじり貧になるだろうが、１人でも生徒がいる限り続けたい」と話している...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース）