教師の最新情報 ： 【教育最前線】オーストラリアの 職業教育（中） 「第４の輸出産業」

　■質に自信　留学生にもアピール

　シドニーのメーンストリート、ジョージ・ストリートにほど近い名門「メンジーズ　ホテル」。人事部で働くダン・オロークさんも、公立職業教育専門学校「ＴＡＦＥ（テイフ）」の卒業生だ。

　１９９７年から２年間テイフに通い、アドバンス・ディプロマ（準学士）と呼ばれる専門技術資格を取得した。「ビールの注ぎ方から企画書の書き方、人事管理まで非常に実践的な技術を学ぶことができた。就職する上でも、働く上でも役に立った」と振り返る。

　オーストラリアの人々にとって、職業教育は身近な存在だ。現地の起業家向けの雑誌や本でも、即戦力を提供する場としてテイフが紹介されている。

　さらに、テイフには職業教育に加えて、留学生向けの英語コースや、普通科の高校を“ドロップアウト”した生徒向けに、一般的な高等教育と職業専門教科を組み合わせたコースもある。



　１３年前に新設されたブラッドフィールド・シニア・カレッジも、そんなドロップアウト組向けの学校の１つだ。教師のクリステ
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　授業開始のベルも鳴らない生徒の自主性が問われる学校生活。オーストラリア人の父親と、日本人の母親をもつエリカ・ターンブルさん（１７）は、今年からこの学校に通う。

　パソコンでコマーシャル映像などを制作するマルチ・メディアコースに通う。将来の夢はアニメーションの制作者だ。

　「母親の国だし、すばらしいアニメーションを生み出した日本で働いてみたい。ただ、最近は日本からアニメ産業が韓国や中国に移っていると聞いている...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080111-00000141-san-int）