小学校の最新情報 ： 『子守国家―\Nanny State 』の世の中～NZ政局事情

最近ＮＺの新聞・TVで、ヘレン・クラーク首相の政治を称して、『子守国家―Nanny State』という言葉を良く聞くようになった。小学校のランチにパイやチップスはやめろという、花火は危険だから販売を禁止したらどうかという。中年男性は病気になっても医者にかかるのが遅いのはけしからんという。
やれ、家庭内での子供への体罰を禁止しましょう、選挙法改正で、選挙広告も資金も一旦法務長官のＯＫが出ないと、勝手なことはさせません。
やれテロ禁止法だから、運動家もやり方を考えろ、次から次へと国家政府が一般市民の生活に細かい文句をつけだした、うっとうしいことこの上ないというのだ。

とどめになった、選挙法改正に関しては、その是非は最高裁まで持ち込まれた。
これで廃案になるのか、それとも通って現政権に有利な選挙が展開されるのか。

報道の自由、デモクラシーの危機、アメリカ型スポンサー企業と選挙の関係、様々な問題が、大手新聞ＮＺヘラルドでの大キャンペーンを受けて広く議論されている。

別にＮＺに限ったこと
でもないだろう。危険なことは避け、安全安心、清潔で正しいこの子守国家的政府ガイドライン。女性首相がたてば余計に強く、国民を正しく導いてやるんだという、正義感の強い母親的倫理観が、強く感じられて鼻につくのかもしれない。

正論ごもっともだが、人と人の距離感が大切な個人主義の世の中である。
「あんたにそこまで言われる覚えはない、放っておいてくれ。コントロール・フリーク！」というわけで、あまり歓迎されていない意見が頻繁に聞かれるようになった。

オーストラリアの今回の選挙では、現政党が負けて、レイバー党勝利となった。ハワード首相は自らの選挙区でも、レイバー党の女性候補マクシーン・マキューに敗れた。
オーストラリアでは選挙は強制参加だ...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース）


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