学習塾の最新情報 ： 全国農業コンクール：高知支局 長賞に山下一穂さん 田舎からの国造り ／高知

　◇良い作物は良い土から－－「有機のがっこう　土佐自然塾」塾長、山下一穂さん
　第５７回全国農業コンクール（毎日新聞社・栃木県主催、株式会社クボタなど協賛）の中央審査結果が２２日発表された。県内では園芸部門に応募した「有機のがっこう　土佐自然塾」塾長、山下一穂さん（５８）＝本山町寺家＝の「田舎からの国造り　四国山地を有機農業で開拓する！」が高知支局長賞を受賞した。【大澤重人】
　山下さんは高知市内で学習塾を経営していたが、体調が優れず、安全な食材を求めて家庭菜園を始めた。自然と触れる楽しさを知り、本山町に移り、１０年前に就農した。
　難しいとされていた野菜の有機栽培が簡単にできた。食べてみて「間違いない」と確信した。

安全と品質を求める消費者に支持された。当初７アールだった畑は年々増え、今では２・９ヘクタールに。長ナスやダイコン、ジャガイモなど７０品目を作り、宅配の顧客は約２００戸、昨年の粗利益は約１６００万円になった。
　「良い作物は良い土から」。無農薬栽培にこだわり、畑の中に小さな自然を
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　自分が培った栽培技術の普及に力を注ぐ。０５年に土佐町土居に「土佐自然塾」を官民の連携で開校した。塾長を務め、有機農業で新規就農を目指す人たちを支援する。県内外から集まった研修生が住み込みで学び、これまで２５人が巣立った。
　山下さんは「有機農業は消費者の健康に役立ちます。畑には二酸化炭素を吸収する作用があり、温暖化対策にもなります。自分の利益と他人の利益を両立できるのです」と熱っぽく語る。

５月２３日朝刊
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080523-00000252-mailo-l39）