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かったるい演出(テンポ悪い編集、下手な音楽の使い方)、技術的な問題(セリフがアフレコっぽく口と合っていない)、凡庸な撮影と照明(せっかく素敵な美術を生かしきれていない)等々、いくつかのマイナス要素があるにも関わらず、主演の少女役・高橋真悠、おばあちゃん役・サチ・パーカーの素晴らしい演技で、この映画は観た後に、なんともいえないじんわりとあったかい感動を与えてくれる。初盤、中盤ともにテンポはゆる~く、自然の中での日々が重ねられているだけで、劇的なことは何も起こらないのに、ラストではたくさん泣かせてくれる。
・・・ということは結局のところ、この映画はとってもいいのだ。

はっきり言って、とっても地味なキャスティング。誰でも知っているキャストは「りょう」くらいだろうか。
しかし、長澤まさみのわざとらしい連ドラ的セリフ回しや蒼井優の過剰なナルシシズムとは対極にある、じみ~~~な高橋真悠の秘めた表情は映画的で素晴らしい。

TVモニターではなく大スクリーンで俳優のアップを見る時、過剰な演技や媚びた表現はいらない
のだ。

中学校のクラスで孤立して登校拒否になった少女の、決して可愛いとはいえない(本人には失礼だが、どちらかというと古風で今時の可愛い顔ではない)内気で鬱屈した表情が、笑った瞬間、すごく魅力的になる。それだけでこの映画は作られた価値があるし、人は感動できる。

そして血は争えないとしか言いようのないサチ・パーカーの才能(母親はシャーリー・マクレーン)。すべてを癒す低くて心地のいい、ゆっくりとしたその声。いくら物語がスローで起伏に欠けていようとも、その声をずっと聞いていたいと思わせるほどに魅力的だ。全然質は違うが、岸田今日子の声の唯一無二性に匹敵する。

そして、りょうや木村祐一という脇役もスパイスが効いている...ニュースの続きを読む
(引用 yahooニュース)



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