ゆとり教育の最新情報 ： 「ゆとり」を欲しがる「ゆ とり世代」の子どもたち

子どもたちが欲しいと思っているものは「お金」「いい成績」、そして「時間」。増やしたいのは「睡眠時間」……。小学4年生から中学2年生を対象に、博報堂生活総合研究所が実施した子ども調査の結果から、こんなことがわかりました。10年前（1997（平成9）年）の調査結果と比較すると、現代の子どもたちは、親子のコミュニケーションは良好で、読書の意欲も高く、積極的に勉強している半面、自由な時間、ぼんやりとする時間を欲しがり、睡眠時間を求めています。こんな現代の子どもたちを、同研究所は「ゆとりなき『ゆとり教育』世代」と名付けています。

調査結果を見ると、まず「子どもたちの欲しいもの」は、「お金」54.8％（1997（平成9）年調査と比べ4.8ポイント減）、「いい成績」54.0％（同9.1ポイント増）、「時間」35.5％（同9.4ポイント増）、「自由」33.0％（同6.4ポイント増）などでした。
r>次に「増やしたい時間」は、「睡眠時間」64.9％（同3.2ポイント増）、「友達とすごす時間」61.9％（同1.6ポイント減）、「ぼんやりすごす時間」31.9％（同9.2ポイント増）、「テレビを見る時間」29.0％（同9.7ポイント減）、「勉強をする時間」26.0％（同7.2ポイント増）、「家族とすごす時間」25.0％（同4.4ポイント増）、「テレビゲームをする時間」19.8％（同10.1ポイント減）などとなっています。

注目されるのは、「いい成績」と同時に「時間」「自由」などを求める割合が増加していることです。これは、テレビを見る時間やテレビゲームをする時間を増やしたいという回答が大きく減っているのに対して、「勉強をする時間」と「ぼんやりすごす時間」を増やしたいという回答が増えていることとも通じています...ニュースの続きを読む
(引用 livedoorニュース)