進学校の最新情報 ： 高校生留学支援打ち切り 秋田 県、本年度限り

　秋田県の「高校生海外留学支援事業」が、本年度を最後に廃止される。県教委は応募者の減少などを理由に挙げているが、財政難による事業打ち切りの側面も強い。学校現場からは惜しむ声が上がっている。

　県高校生海外留学支援事業は２００１年度に始まった。グローバル化に対応する人材を育てることが目的で、長期間（平均一年程度）の留学希望者を対象に、０４年度まで経費の半額を補助していた。

　県育英会が半額を貸与する奨学金制度を設けたため、０５年度から段階的に補助率を下げたものの、高校生側の負担はかなり軽減されており、手厚い支援は全国的にも珍しい取り組みと言える。

　人数制限を設けなかったことも大きな特徴で、初年度の対象者は２８人。０５年度のピーク時には４４人に上った。０６年度以降は減少し、本年度初めて１ケタ台の９人にとどまったが、本年度を含む８カ年で合わせて１９２人が利用したことになる。

総事業費は約１億２００万円。

　事業の廃止について、県教委高校教育課の水谷佳延指導主事は「海外留学を希望す
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　「留学の効果は当事者の生徒だけでなく、帰国した後にクラスや学校全体に良い影響を与える。支援事業があったからこそ、少なからぬ生徒たちが、海外に踏み出すきっかけになった」。秋田市内の進学校で英語を担当する教師は、事業の廃止を残念がる。

　県内の別の高校の英語教師は、「県財政が厳しいのは理解できるが、それほど費用をかけずに教育的効果が望めて、他県にはない独自の事業を、利用者が減っているからといって、簡単に廃止するのは疑問だ」と、指摘している...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000006-khk-l05）


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