進学校の最新情報 ： ラグビー：長崎北陽台に闘将復 帰 花園準優勝の浦さん ／長崎

　県立長崎北陽台（長与町）を花園に９回導き、９５年には準優勝を遂げた元監督の浦敏明さん（６０）が今春、ラグビー部にコーチとして戻ってきた。６０歳以上の教職員経験者を対象とした再任用制度を利用して、４年ぶりの同校復帰。「３５人の部員全員で戦い抜く」と意気盛んだ。【柳瀬成一郎】
　「気持ちが入っていないじゃないか」。闘将は顔が真っ赤になり、選手の顔をにらみつけていた。長崎市で６月１７日にあった九州大会準決勝で、佐賀工相手にミスを連発。１５―３０で敗れ、勝てる試合を落とした。
　気合が足りない選手に対して怒りは収まらなかった。日体大ではフランカーだっただけに、どうしてもＦＷの選手に目がいく。佐賀工の選手は１００キロ超の選手がいて、受け身に回った選手の「気持ち」が許せなかったのだという。


　８０年から０３年まで監督を務めた同校での指導理念は「連帯意識を持ち、部員全員で相手に勝つこと」。ラグビーはタックルというコンタクトプレーが許される競技。だからこそ、自己犠牲の意識を持ちながら、控え部員とともに気持ちを高め、勇
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　県立高校で進学校だけに、練習時間は１～２時間が限度。そのため、選手には「家族と部員との会話を大切にしなさい」と言い続ける。練習量や素質よりも、コミュニケーションができる選手は、大舞台で強いプレーができると信じるからだ。「準優勝時のメンバーは目を見れば、何を考えているか分かった」というほどだという。
　松尾邦彦監督は「浦さんは生徒の心を理解してから、教えるうまさがある」と舌を巻く。４月には浦さんの復帰記念で伏見工（京都）を招待し、２４―５で圧倒した。「高校生は分からないものでしょ。伏見にも勝てる時があれば、気持ちで自滅することもある...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース）