物理の最新情報 ： 身元の特定難航 バラバラ遺体発 見１週間

　【滋賀県】バラバラに切断された男性の遺体が琵琶湖に捨てられた殺人、死体遺棄事件は、近江八幡市の湖岸で男性の両脚が見つかってから、２４日で１週間になる。現在、両脚のほか頭部と左足首が見つかっており、近江八幡署捜査本部は残りの部位の捜索を進め、身元の特定を急いでいる。

　調べでは、各部位はそれぞれ鋭利な物で切断されていた。頭部には、窒息死に特有の内出血などがみられたため、捜査本部は首を絞められて殺害された後、切断され捨てられたとみている。

　男性は５０－６０歳。身長は１７０センチ以上とみられる。頭髪は白髪交じり。左ほお上部に１・５センチのできものがあった。県警には事件後、数件の問い合わせがあったが、身元の特定には至っていない。



　１７日早朝、近江八幡市牧町の琵琶湖岸で釣り客が男性の右脚を発見。同日夕には付近を捜索していた署員が現場から２・５キロ西の同市佐波江町の日野川河口近くの砂浜で左脚を発見した。

　２０日には、左脚の見つかった現場から北東に１０キロ離れた東近江市栗見新田町の湖岸
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　県琵琶湖環境科学研究センター（大津市）の焦春萌（しょうしゅんほう）専門研究員（４６）＝物理湖沼学＝によると、この時期の琵琶湖には強い水流は発生せず、１カ所に捨てられた物が２０キロ以上離れた別々の地点に流れ着くことは考えにくいという。また、発見場所は川の近くのため、捜査本部は琵琶湖にそそぐ川から、別々に捨てられた可能性もあるとみている。

　県警は湖岸や川の河口付近などで捜索を進め、フリーダイヤル＝電（０１２０）３２００２７＝を設置し情報提供を呼び掛けている。

　（取材班）
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080524-00000004-cnc-l25）