教育問題の最新情報 ： 西海評論：時間がない ／長 崎

　７月から長崎で勤務するようになって、安倍晋三首相を２度見た。
　１度目は参院選が行われていた７月２３日、長崎へ自民党候補の応援に来た時だった。
　「この長崎もやっとよくなるところまで来てるんです。ここで成長、改革を止めるわけにはいかないんです」
　安倍首相は景気回復についてこう力説し、年金や教育問題などについても、その取り組みを次々にアピールした。
　しかし、久間章生・元防衛相の原爆投下「しょうがない」発言については一切触れなかった。せっかく長崎に来たのだから、釈明すれば少しは得票につながる可能性があるのにと思ったが、首相はそうは考えなかったようだ。
　２回目は８月９日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典。被爆者に対して「切実な声に真摯（しんし）に耳を傾け、諸施策を誠心誠意推進してまいります」とあいさつした。


　式典後は被爆者団体の代表らと会い、「しょうがない」発言について「被爆者や遺族の気持ちを傷つけてしまい、大変申し訳なく思います」と陳謝した。これに先立つ８月５日には、広島市で
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　参院選の投開票があった７月２９日の前と後。あの選挙でもし自民が勝っていれば、安倍首相はこうした“低姿勢”に転じていただろうか、と思う。
　安倍首相が辞任を表明した。辞任会見の内容を新聞で読んだが、いくら読んでも、なぜこの時期にやめるのか、さっぱりわからなかった。
　健康問題には触れなかったが、それが辞任の理由の一つだとしたら、一国のリーダーである以上、可能な範囲で自らの言葉で説明をするべきだった。
　疑惑閣僚をかばい続けたり、閣僚の問題発言に対する反応が鈍かったり。民意を読む才覚には厳しい点数をつけざるを得ないが、いまは健康回復に努めてほしいと思う...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070917-00000209-mailo-l42）


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