教育問題の最新情報 ： 東大寺別当・上野師が講演 奈良で「豊祝会」

　奈良の文化に触れる秋恒例の「豊祝会」（会長＝西口廣宗・南都銀行頭取）が７日、奈良市春日野町の県新公会堂で開かれた。２部構成で行われ、１部では、５月に東大寺の２１９世別当に就任した上野道善師が講演。現代社会への思いやプライベートな事柄など、さまざまな話題を中国の古事やユーモアを交えながら話し、参加者は熱心に聞き入っていた。

　講演で上野師は「科学の発達で生活は楽で豊かになったが、小さなときから自然の厳しさに耐える力も養わなくてはならない」と指摘。

「日常生活の基盤に自然への感謝の気持ちを持つべきだ」と呼びかけた。

　また、教育問題では「古くから培われていた子育て文化が大きく変化し、新しいものが十分にできていない。今の社会情勢にあった文化をつくることが大切」と訴えた。

　一方で「お酒は１年で５００日分ぐらい飲んでいる」と自らの“左党ぶり”も披露し、会場の雰囲気を和ませた。

　続く２部では、会を主催する奈良豊澤酒造（奈良市、豊澤安男社長）の清酒が振る舞われ、参加者はおいしい酒と料
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（引用 yahooニュース）