教科書の最新情報 ： ユーミンの名曲「瞳を閉じて」 生んだ島の“その後”

　１９６３年から８２年まで８００回にわたって放送されたＮＨＫの看板ドキュメンタリー「新日本紀行」。高度成長期以降に激変していった日本の風景、人々の生活の様子を活写して高い評価を得た。「新日本紀行ふたたび」（土曜午前１１時）は丹念な取材で“その後”を追っている。

　映像保管施設「ＮＨＫアーカイブス」（埼玉県川口市）に収蔵されている当時のフィルムと、現在の様子を取材したハイビジョン映像で構成。１５日の回では、１９７６年の放送で紹介された長崎・奈留島を再訪するという内容で、松任谷由実（５３）のファンなら胸が高鳴るはず。

　この島の県立五島高校奈留分校（現・奈留高校）の生徒が７４年に深夜ラジオ番組「オールナイトニッポン」に「私たちの校歌を作って」とリクエストしたのがきっかけで、ユーミン（当時・荒井由実）の名曲「瞳を閉じて」が生まれた。



　曲は結局、校歌ではなく学校の愛唱歌となったが、８８年に音楽の教科書に載り、ユーミンの直筆を下敷きにした歌碑も校庭に建てられた。除幕式に駆けつけ、感激の涙を流すユーミ
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　今回は、かつての高校生たちのその後を追い、さらに若い世代で島に残る人々にも焦点を当てる。

　ところで、「瞳を閉じて」をめぐる“美談”には裏話がある。実は、当初リクエストを受けて曲を作ったのは加藤和彦（６０）だったのだ。曲はラジオ番組でも流され、テープも島に届くはずだったが、なぜか行方不明に。代わりに贈られたのが、ユーミンの「瞳を閉じて」だったという。

　もし、加藤の曲が島に届いていたら…。
（引用 yahooニュース）