受験の最新情報 ： 子物語・１２年の軌跡：／４ 都 交通局職員・菅原由香利さん ／東京

　◆都交通局職員・菅原由香利さん（３４）＝路面電車「都電荒川線」、関東地方初の女性運転士
　◇男女差ない仕事を
　北区出身。都内の短大の音楽科卒業後、地下鉄の案内業を請け負う会社に就職。９５年９月に「関東地方初の路面電車の女性運転士」として採用され、都電荒川線で運転士となる。同線の運転士を続けた後、運行管理の仕事に携わり、現在は都交通局電車部で庶務を担当している。
　都電荒川線は新宿区の早稲田と荒川区の三ノ輪橋を結ぶチンチン電車だ。２０歳まで住んでいた北区王子も通る。だが、見慣れた緑色の車両をまさか自分が運転するようになるとは思わなかった。
　９６年２月。寒風の中、初の女性運転士として運転席に座った。緊張とちょっとした興奮に包まれながら……。
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　幼少から習っていたピアノを生かし、音楽教師を目指したが、民間企業に就職した。


　ある日、地下鉄の駅のポスターに目が留まる。都電の運転士を募集していた。
　「男性と同格な仕事をしてみたい」。そんな思いを胸に秘
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　「女の人が運転している」。いつも乗客の視線を感じた。自分の電車を待つ客もいた。「私の運転を楽しみにしてくれている人がいる」。うれしかった。
　男女差のない仕事。始発の午前５時半から始まり、終電の午後１１時半まで。１日で「早稲田」から「三ノ輪橋」までの１２キロ余りを３往復半した。「お客様の命を預かる仕事」は緊張の連続だった。疲れ果てた。
　北区の「王子」駅では、近くの高校生が一挙に乗り込む。ぐっと車両が重くなる。アクセルの「ノッチ」を慎重に動かしてカーブを曲がる...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080105-00000128-mailo-l13）