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 太陽の塔が見える。あの大阪・千里の万国博跡に、もうひとつのモニュメントというべき国立民族学博物館がオープンして、この11月17日で30周年を迎えた。

 「万国博の跡に万国博!」

 この絶妙なキャッチ・フレーズは、いまも忘れられない。当時の京大教授、梅棹忠夫が提案した。

 万国博覧会の跡地利用としてもっともふさわしいのは、万国博物館つまり民族学博物館である。みごとに万博の精神を受け継ぐ。これで、決まった。

 民博がスタートすると、梅棹は初代館長に就任して広報誌『月刊みんぱく』で館長対談をはじめた。創刊号で梅棹館長は市民に呼びかけた。

 「この博物館は、遊び場だと思っているんです」

 人類の生んだ多様な文化の実物を見るのは楽しい。それについて比較したり、考えたりするのも、また楽しい。

これまた、絶妙なアピールであった。

 館長対談は、つぎつぎに出版された。そのシリーズ『民博誕生』(中公新書)や『博物館の世界』(同)を久しぶりに読みかえすと、い
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 対談の相手は、岡本太郎、小松左京、中根千枝、川添登、司馬遼太郎、坪井清足といった顔ぶれである。私たちは民博という魅力的な“知の劇場”に招待されたのである。

 「民博は“ぎょっと”するための仕掛けでもある」

 梅棹にいわせると、民族学は私たちの日常生活に対して異質のものを突きつける。世界の多様さについて深く考えさせてくれる。

 「私たちの博物館は、けっして完結しない」

 設計を担当した建築家、黒川紀章との対談では、こう断言している。博物館はつねに成長を続ける。このダイナミックな発想こそ、梅棹流の真骨頂であった。

 梅棹忠夫といえば、独創的な名著『文明の生態史観』(中公文庫)でよく知られる...ニュースの続きを読む
(引用 yahooニュース)


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