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 11日に92歳で死去した日本女子プロゴルフ協会(LPGA)初代会長の中村寅吉さんは、数々のプロゴルファーを世に送り出し、日本にゴルフの一大ブームを巻き起こすきっかけを作った。最後の弟子として薫陶を受けた丸山智弘(49)は15歳で弟子入りして約35年。まさに中村さんに人生を導かれた一人だ。

 「裸足で猛練習する合間のおにぎり。おいしかったなあ」。19歳でプロテストを受けるまで、中村さんのもとで過ごした猛練習の日々を、丸山智はこう振り返る。

 神奈川県小田原市の中学を卒業した73年に弟子入り。中村さんが監修する同県伊勢原市内のゴルフ場で早朝から深夜までゴルフ漬けの毎日となった。「足に入れる力の感覚を養うため」と言われ、夏場はゴルフ練習場やコースで裸足で過ごした。



 当時はスパルタ教育全盛。時にはアイアンのヘッドで足をたたかれたこともあった。「『痛みは忘れないだろう』って先生はおっしゃる。確かに今でも忘れませんね」と丸山智。そんなつらい日々も、中村さんの妻フミ子夫人(故人)につくってもらったおに
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 恩師の衰えは年々感じていたといい、「60歳後半でも私より食欲が旺盛だったのに、最近は歯が悪くなって食が細くなっていた」と話す。丸山智は88年にツアー初優勝を遂げる。通算3勝し、今年はシニアツアーの仲間入りをする。「こうして世間を渡って来られたのは、先生のおかげです」と感謝の言葉を口にした。【上鵜瀬浄】

 ▽樋口久子・日本女子プロゴルフ協会会長 わたしにとって父親のような存在であり、人としての生き方までも教えていただいた。今のわたしがいるのは中村先生との出会いがあったからこそだと思う。日本ゴルフ界の発展に大きく貢献されただけでなく、日本女子プロ協会の初代会長に就任...ニュースの続きを読む
(引用 yahooニュース)


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