教育の最新情報 ： 新教育の森：広がる高大連携授業 進路選択に有効、手探り状態から質向上へ ／福岡

　高校生が大学で講義を受けると、高校の単位として認定される「高大連携授業」。幅広い知識が身につけられる上、進路選択に役立つとあって県内でも広がりを見せている。大川市の県立大川樟風高（上田広志校長）は今年度から、同市の国際医療福祉大学福岡リハビリテーション学部（満留昭久学部長）と提携して高大連携授業を始めた。どのような授業が行われているのか、現場をのぞいた。【岸達也】
　「一生のうち一度でもうつ病になる可能性は男性で５～１２％、女性で１０～２５％。うつ病が『心の風邪』と言われるのは誰もがかかりうる病気だからです」。７月中旬の午後４時半、大川市中心部の同大キャンパスの一室に高校生たちの姿があった。授業を終え、約５００メートル離れた大学キャンパスに足を運んだ樟風高の２、３年生約６０人。

同大の石井久敬准教授（精神医学）の説明を熱心に聴いている。
　石井准教授は、市内の総合病院に勤務する現役の精神科医。プロジェクターに脳の神経細胞を示しながら、うつ病が起きる仕組みや症状、代表的な治療法、心の疲労を回復する方法などを
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　熱心にメモを取る生徒を見ながら、樟風高の平田俊哉・教務主任は「多少難しいなと感じることもありますが、初めて聞く話が多いためか、生徒たちは高校の授業よりも真剣に聴いています」。
　高大連携授業は、文部科学省の省令改正で９８年度から可能になった。高校生が大学の講義に触れることで、能力や意欲に合った大学を選択できるようにすることが狙い。県内では９９年に県立城南高（福岡市城南区）と山口東京理科大（山口県小野田市）が初めて連携。０７年度は県立では城南高や樟風高など５校で実施されている。
　樟風高の場合、４～１０月に同大の２５回の講義を受講すると、保健１単位が認定される...ニュースの続きを読む
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070819-00000265-mailo-l40）


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